いいヒト。

2007年12月19日 01:21

 私のよく利用するバスは、某鉄道会社系列のバス会社のものです。

 で、この土地に来て、そのバスを利用し始めてから「あれ?バスの運転手さんって、こんなにいいヒトだっけ?」って思っている自分に気付きました。

 私がそれまで一番利用していたバスは、いわゆる公務員さんの運転するバスです。
 そのバスのほとんどの運転手が、不親切か淡々と仕事をする人で、おまけのように運転の荒さが付いて来ていました。(もちろん例外的に親切な運転手さんもいます。)
 私は降りる時に必ず「ありがとう。」と言うのですが、返事が返って来ることは稀でした。
 だからなのか、その対応や口調、運転の仕方に変に慣れてしまい、「バスの運転手はみんなこんな人なんだろな・・・。」と思っていました。
 
 



 ・・・・・ところが、青天の霹靂です!

 



 引っ越してきた先のバスの運転手さんが、いいヒトなのです・・・。

 最初は、「この運転手さんだけかな・・・。」などと思っていたのですが、引っ越して結構経つ上に運転手さんは沢山いるみたいなのに、以前乗っていたバスのような対応や運転に一度も出会ったことが無いのです。

 ・まず、飛ばしません。
 ・基本、安全運転。
 ・バスが発車しそうな時に人が走って来てると待っていてくれます。
 ・乗車・降車の際には必ず丁寧にアナウンスをしてくれます。
 ・観光客には、アナウンスで丁寧に「ココの降り場の方が近いですよ。」などと教えてあげてます。
 ・乗客が座りきってしまうまで絶対に発車しません。
 ・子供やお年寄りが乗っていると、「いいですか?動きますよ。」と言ってくれます。
 ・降りる時には、「停まってから席をお立ち下さい。」と放送し、形だけでなくそれを守っています。
 ・両替は基本停まっている時で、降りる時でも嫌な顔ひとつされません。
 ・必ず、乗客が降りる時に「ありがとうございました。」と言っています。
 ・停車中に道や目的地行きのバスを尋ねる人がいると、前方ドアを開けて招き入れ、丁寧に教えてあげます。


 どうでしょう?

 本当は当たり前のことなのかも知れませんが、それが出来ているバスって少ないですよね?
 ここのバスの運転手さん達は、それをふつ~に出来る、とても親切な運転手さんばかりなのです。

 うぅ~ん・・・・・京都〇バスの運転手に爪の垢を煎じて飲ませたいよ・・・・・。


 あ、ちなみに、「田舎だからほとんど人が乗ってない」とかそんな事はありませんよ。
 朝は満員ですし、昼間も席が埋まるくらい乗客がいます。
 
 で、先日気付いたのですが、某有名和菓子店?の前にいつも駐車場の交通整理のガードマンさんが立っているのですが、その前を通る時に必ずお互いに頭を下げ、笑顔で通り過ぎるのです。
 最初は「知り合いかな?」と思ったのですが、どの運転手さんもそうされているのです。

 なんだか、とっても心が温まる光景だなぁ~と、笑顔になっている自分に気付きました。

 でね、そのバスの雰囲気って、運転手さんで大きく変わるんだな・・・と。

 そのバスに乗っているとみんな親切です。
 席も譲り合うし、分からない事は教えてくれる。
 
 なので、京都〇バスもそういう教育や理念を徹底すれば、混んでいる車内で横に立っているお年寄りを知らん顔して若者が座っている、なんて事が無くなるかもしれないし、妊婦さんや体の不自由な方、子供を連れている人に、中年のまだまだ元気なおじさんおばさんが優しく出来るバスになるかもしれない。


 「いいヒト」が一杯になれば、自分の事だけ考えているのが恥ずかしくなるはずです。



 京都は国内からも海外からも観光客の多い都市。
 京都が好きだからこそ、悪い印象は持って欲しくないのです。

 
 「京都のバスは、すっごいレベル高い!」


って言われるくらい、いいヒトだらけになって欲しいものです・・・。



 

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